私、岩田祥一郎は小さい頃、歯磨きをする習慣がなく、常に虫歯治療の為に歯医者に通うことを繰り返していました。永久歯になっても治療を繰り返し、差し歯になってしまった歯も何本もあります。
「また何かあったら治療するからおいでね。」そんな歯医者に通っていました。
同じような経験をしている方いませんか?
その頃は、歯の知識もなく、このまま治療し続けることで、将来自分の歯がどうなってしまうのかは見当さえつきませんでした。
今思うと、治療を繰り返すことによって生じる将来的な不利益を指導してくれる歯医者に出会っていたら少しは違った自分がいたのかなと思うこともあります。
……が、過去の話です。他人のせいにしてはいけませんね。
そんな私が2002年に歯医者になりました。過去の自分自身の経験から、「痛みを抑えて、怖くなく、安心して通ってもらえる、患者さんの痛みや気持ちがわかる」歯医者になるべく、知識・技術を磨き、適切な歯科医療を目指し努力してきました。
私がこの三郷市に開院して1年が経つ頃、ある悩みを持つようになりました。
それは、しっかり治療したとしても、再度、同じ原因で再治療になってしまう方が一定数存在したことです。「適切な治療をし、治療後のメンテナンスを通して健康を守るという目標が一部の方にしか達成できていない……」と非常に悩んだ時期でした。
このような悶々とした日々を送っていた時、本棚からふと手にした本(山形県日吉市にて日吉歯科医院を開業し、今日まで健康を守る歯科医療を行ってきた熊谷崇先生の本)が私に「新しい試み」をさせる大きなきっかけになりました。
この本にはしきりに「口腔の健康を守る」ことについて書かれていました。 私もこれまで治療後のメンテナンスを通し、患者さんの口の健康を守ることと重視してきました。しかし、本当の意味で「口腔の健康を守る」ということは、治療後のメンテナンスではなく、治療になってしまう前に、つまり、虫歯にならないよう、その前段階で対処すべきことがあると気付かされました。
「これこそが私が目指す歯科医療だ!!」
すぐに実行に移さずにはいられない私は、180度方向転換するかのように2014年6月より、「虫歯を防ぐ・歯周病の進行を防ぐ」を使命に、新たな予防医療を始めました。
2014年秋に、NHKのザ・プロフェッショナル、2016年2月のカンブリア宮殿をテレビで観られた方も大勢いるかと思いますが、これは、私に目指す歯科医療のきっかけをくださった熊谷崇先生の生きざまの内容でした。日本ではまだ少ないですが、このような予防を行っている歯科医院が存在します。
このスタイルは、ヨーロッパやアメリカでは、あたりまえの歯科医療です。
欧米では、治療をするだけの歯科医師と、健康を守るための歯科衛生士がいます。日本では歯科衛生士は陰のような存在で、欧米のような存在ではありません。
IS歯科は歯科衛生士を北欧のようなお口の健康を守るプロとして育成し、みなさんのお口の健康を守る、かかりつけ医になれるよう努力して参ります。
日本では“予防”という言葉が広く使われるようになりました。
それには間違って捉えていることや、思い込みが多いようと思われます。
予防とは“悪くなると想定されることを悪くさせないようにする行為”なのです。
治療を行い定期検診を受けているのにもかかわらず歯が悪くなっていくのを経験している方は大勢いるのではないでしょうか?
「また治療か……削られる……歯を抜かなければならない……」
このような現象はなぜ起こると思いますか?
それは“悪くなる原因”が残っているからです。“悪くなる原因”を取り除かないと、治療は繰り返し行うことになってしまいます。
虫歯や歯周病は感染症が原因です。歯周病は20歳以上の約80%が感染し発症しています。
自分自身の現状を把握し、正しい検査と治療が必要になります。
虫歯の治療もただ治すだけではソファが破れてしまったものを直すのと同じです。
それがただ布を張り付けただけかわからないようにきれいに直したかです。
破れた原因を取り除かなければまた破れてしまいます。
IS歯科では皆様と向き合い再発を防ぐ予防(治療)を行い、問題となる虫歯や歯周病を治療いたします。
現在、症状がない方も要注意です!
今は大丈夫でも、悪くなるリスクがあればいつか悪くなってしまいます。このような方も正しい検査と悪くさせないための予防が必要です。
最後に、将来日本の口腔の健康を維持するために“あいえすキッズ”を立ち上げました。
小さい頃からの正しい知識と習慣は大人になっても継続していくことができます。それには親子での予防が必須なのです。
ご来院を心よりお待ちしております。
父親が歯科技工士で、小さい頃から仕事場をよく訪れていました。ラボには珍しい材料がたくさんあり、それを使ってよく遊ばせてもらっていたことがきっかけですね。
もともと緻密な手作業は嫌いではなく、少年時代からプラモデル作りが趣味でしたので。そういう理由もあって、「私もやってみよう」と興味を抱くようになったのだと思います。
分業体制ではなく、一人の技工士が一人の患者様の技工物の製作全てに責任をもって携わる体制をとっています。分業ですと作業効率は上がるのですが、担当者によって「ムラ」がどうしても生じてしまいます。私たちが作るものは患者様のお口に入る物なので、そのような「ムラ」はあってはいけないと思い当ラボでは分業制はとっていません。
また、私が「インプラント専門歯科技工士」の
資格を持っていることも特長といえます。
これは日本口腔インプラント学会の認定制度で、
認定資格条件を満たした上で試験に合格した
技工士に与えられる資格です。
そのため、インプラント製作には自信があります。
まず、基本に忠実なこと。
そして、その基本に「熱意と感性」というエッセンスを加えて、天然歯に限りなく近い「機能性」と「見た目」を持つ技工物を作り上げることです。
製作の基本は「患者様に満足して頂くこと。お口にジャストフィットすること。噛合(かみ合わせ)が正確なこと」に尽きます。しかし基本に忠実な仕事をするだけでは、単なる「物作り」です。製作という作業において「仏像に魂を入れる」のは、やはり作り手の熱意であったり、感性であったりするのではないでしょうか。
私は魂のない仏像を作るような仕事をしたくありません。ゆえに、例えば適合性を追求する際、過去の経験値をもとに物を噛む時の顎の動きなども予測しながら製作に取り組んでいます。
歯科技工物に限らず、物作りは、しっかりした基本の上に経験とセンスが生かされてこそ、高い評価を受ける製品ができあがるのではないかと私は考えます。
歯科麻酔というものの役割、そしてその可能性に魅力を感じたことです。
歯科麻酔は、通常では歯科治療ができない患者さん、たとえば、病気があったり、歯科治療に恐怖心が強かったり、という患者さんの治療を可能にするという意味でとても重要な役割を果たしています。
また、私が勉強を始めた当時、歯科麻酔はまだマイナーな分野で、研究も今ほど進んでいませんでした。そのため、学べば学ぶほど新しい発見があり、そしてその発見が患者さんのためになるかもしれないという可能性がありました。大学院在学中には、歯科治療中に起きたアクシデントに対する対応や、抜歯後の原因不明の痛みと脳の反応といった研究をしましたが、そこから、患者さんに対する新しい対応ができるようになった部分もあります。
患者さんから「麻酔をしたおかげで、思ったよりずっと楽に治療ができた」とか「無理だと思っていた治療ができてよかった」などと言っていただけると嬉しいですね。
実際、歯医者さんが嫌いだったり、緊張して何もできなかったり、という患者さんが、麻酔をきっかけに治療できるようになる、歯医者さんに通えるようになる、というケースは多いです。当初は麻酔が必要だったのに、最終的には麻酔なしで普通に治療できるようになったりもします。そのような場面に立ち会った時は、「麻酔は多くの患者さんを救っている」、「この仕事をやってよかった」と思います。
車の運転にたとえれば、アクセル踏みっぱなしのような、とにかく深い麻酔を好まれる麻酔医もいるのですが、私は、車の運転ならアクセルとブレーキを踏みわけて、その時に必要な麻酔の量で切り抜けていくことを考えます。安全を考えてのことです。それが自分のスタイルといえるかもしれません。
麻酔計画を立てる際は、手術の内容から考えるのはもちろんですが、実際に患者さんとお話しして不安の度合いをみる、ということも重視しています。話をしながら、何が不安なのかを会話から把握し、そこから麻酔薬の選択をするというのも大切な作業です。
たとえば、同じ手術内容であっても、患者さんを見て、ある程度がんばれそうな方であれば、血圧が安定するくらいの麻酔を考えますが、すごく不安が強い場合は、無理はせず、深い麻酔を選択します。
ただ、患者さんの痛みや不安を和らげる方法は、麻酔薬だけではないんですよね。
こちらから「がんばりましょう」と一言声をかけたり、リラックスできる雰囲気を作ったり。そんなことも、十分患者さんの不安な気持ちをやわらげることができるものなんです。
麻酔医として自分が譲れない部分は「安全第一」
ということです。
そのため、状況を見て危険だと判断したら
「患者さんの安全を保てないからここまででストップ
してくれ」とお願いし、麻酔医の責任で終了にしたり
もします。少しでも患者さんの状態が悪くなったら、
患者さんの状態が安定するまで手術の進行をいったん
止めてもらうこともします。
予定の手術を途中で終わらせてしまった場合には、
再度手術をすることになりますから、患者さんから「1日で全部やってほしかったのに」というご不満が出ることもあるのですが、たとえ責められたとしても、患者さんの命・安全には替えられないですから。麻酔医として、ここだけは譲れない部分です。
歯医者に来院される方には、「新しい自分になりたい!」という前向きな思いで来られている方も多いと思います。たとえば「歯を良くしておいしい物を食べられるようになりたい!」とか「健康になりたい!」とか「歯並びをきれいにしたい!」とか。
でも「歯医者さん=痛い・怖い」というイメージがあるので、歯医者に行く「一歩」が踏み出せない方が多いと思います。そのお悩みを、どうか私たちに相談してください。歯科麻酔は、様々な方法で、あなたの苦しい気持ち、不安な気持ち、痛さを楽にすることができます。
貴方の一歩、応援させてください!
審美セラミック治療とは、簡単に説明すると「白い歯と綺麗な歯並びを手に入れる治療」のことです。例えば金属の詰め物ではなく、天然歯に近い色の素材を使い、患者様のお口元をより美しく見せる治療がその一例と言えるでしょう。しかし、審美セラミック治療が「物をかむ」という機能を回復させ、お口の健康にも良い治療であることは意外に知られていません。
当ラボは「見た目を美しく。そして、その美しさの中にこそ機能がある」という方針の下、製作に取り組んでおります。
いろいろあるのですが、特にこだわる点が2つあります。
ひとつは「クオリティ・コントロール」です。
仕事量や体調などを言い訳にせず、常に高品質を
保つという認識をスタッフ全員で共有することが
重要であり、それはお客様の信頼を得るために
不可欠な要件と考えます。また、単に高品質な
だけではなく「スタッフの誰が製作しても均一な
クオリティを保つ」という点にも留意するように
心掛けています。
もうひとつは「患者様とのコミュニケーション」。
私たちは可能な限り、患者様とお話しさせて頂く場を作るように努めています。
なぜならば、その方が、患者様の生の声を聞くことが出来ますし、制作物のイメージがつきやすいためです。しかし、歯科医院が遠方でお会いすることが難しい場合は、スタディモデル(模型)から患者様にとってのベストゴールをくみ取り、担当医を介して私どもの見解を患者様にお聞き頂くスタイルでコミュニケーションを図っています。実際にお会いしていなくても、お会いしたと同様の完成度を持つ技工物を作ることも、当ラボのポリシーです。
月並みですが、ドクターそして患者様から「ありがとう」の一言を聞いた時ですね。
それと、患者様の満面の笑顔を見た時です。特に女性の患者様に多いのですが、術前にあまり大きく口を開けて笑えなかった方が、術後は見違えるような笑顔を見せてくれる方とよく出会います。
患者様の歯並びは千差万別なので、もともとの歯の位置が悪く、審美性を表現するのが難しい方もいらっしゃいます。しかし、その歯の特徴を巧みに生かしながら、女性であれば「私、可愛いじゃない」と感じていただけるようなお口元を表現するのが、歯科技工士の腕の見せ所だと思っています。
お口元の美しさの定義はひとつではありません。患者様個々のご意向をくみ取り、笑顔に変えられた瞬間に、歯科技工士としてのやりがいを感じますね。
歯科技工所にとっての歯科医院は仕事を依頼して
下さる「お客様」になりますので、一般的にはあまり
技工所側から意見を言わず、ドクターからの指示通り
に作業を進めていきます。しかし、私の技工所では
そのような関係では仕事をしておりません。
何か問題がある場合は積極的に指摘しますし、
より良い方法があるのであれば、それをご提案させて
頂いております。
つまり、歯科医院と歯科技工所は、
「共によい物を作り上げるためのパートナー」という関係が、
当技工所のスタイルです。
このスタイルはこれからも変えるつもりはありません。
歯科技工士の資格を取った後、最初は大手の歯科技工所に13年間勤めました。
その技工所の事業が進展して人員が増えていったのは喜ばしいことなのですが、「効率化」が推進され、作業が「流れ作業」に変わり始めたことに疑問を感じ、独立を決意しました。
本当に良い入れ歯は「流れ作業」では決して作り
出すことはできません。
歯科医とじっくりと検討する時間が必要ですし、
かつ、患者様と直接お会いすることも大切です。
患者様のお口に入るものですので、この点は
どうしても妥協できませんでした。
このスタイルは、今でもしっかり行っており、これまで
歯科技工士として33年間仕事をしてきた私なりの
こだわりのひとつです。
また、独立と同時にデントラム社という130年の歴史があるドイツの歯科メーカーからお声がかかり、現在に至るまでの18年間、金属を利用した入れ歯制作のインストラクターも務めています。
入れ歯(義歯)は「痛くなりにくい・外れにくい・よくかみやすい・目立ちにくい」ようにする製作が重視されますが、私が入れ歯を作る際にこだわっていることがもう一つあります。
それは、「ちゃんと食べ物を飲み込める」という機能性です。
治療後にきちんと噛みやすいようになったのはいいけれど、唾液がうまく出なくなり、物を飲み込む時に違和感を覚えるようになるケースがあります。これは、お口周辺の筋肉や神経の機能を考えないで入れ歯を作った場合に出てくる症状です。見た目や、咬めるという機能を回復したとしてもこれでは意味がないですよね。
ですから私は、歯科解剖学の見地も採り入れ、物をかむ際の頬の筋肉や舌の動きを把握し、唾液が出やすい環境を整えることに、重きを置いています。
ここまで計算して義歯を製作している技工所は、まだそれほど多くはないはずです。
当然ながら、患者様に長くお使い頂ける信頼性の高い
入れ歯を製作すること。
そして、治療後の「入れ歯の変化や、お口の変化」を
きちんと予見した入れ歯作りにこだわりを持っています。
入れ歯をお使いの方はご存じだと思いますが、使い続ける
うちにお口の状態が変化することで、入れ歯が合わなく
なり調整が必要になることがあります。これは入れ歯
作りを熟知した歯科医師と歯科技工士であれば予見
できることです。調整の有無自体は悪いことではない
のですが、この「変化」をどれだけ予測して入れ歯作り
に取り組めるかによって入れ歯の出来不出来が変わって
きます。
私の技工所では、この入れ歯完成後の「変化」までも考慮に入れた作り込を行っています。
そうですね。やはり歯科治療で患者様の生活環境が変わったと知った時ですね。
あるご年配の患者様で、以前は餡子とお味噌汁しか口にできなかったのに、新しい入れ歯を作ることで、「おせんべい」もしっかり噛みやすいようになった方がいらっしゃいます。その方は、息子のお嫁さんの作った食事を「こんな硬いものは食べられない」と一切受け付けず、治療前はよくもめていたそうです。しかし治療後はお嫁さんと仲良しになった上に、家に閉じこもりがちだったのがよく外出するようになり、生活そのものが一変したとお聞きしました。
これは少し極端な例かもしれませんが、義歯が治療を受けたご本人だけではなく家庭環境をも好転させる可能性があることを考えると、日々常々、身が引き締まる思いがします
当院で歯科治療を受けられた患者様から頂いたご感想をご紹介しております。
ご興味がある方は、患者様の声をご覧ください。